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洋楽重箱のスミ 第24回「Kleenex Girl Wonderに学ぶ幸せの尺度」
 とりわけ、洋楽ロックの世界にハマってしまう人達って
「ロックの名盤」という洗礼というか洗脳を受けますよね?
好きなアーティストのインタビューでチラチラ名前が出てきたり、
名盤500とか特集組んだりされてさ〜。
60年代のジミヘン、ピンクフロイドはもちろん
テレヴィジョン、ロキシー、アズテックカメラ等々
聴いとかなきゃ!知っとかなきゃ!って思わされるわけです。
コレすら聴いたこともない私が、アレについて語っていいのか?
みたいな自問自答までしてしまうほどに。
ある意味、真面目だよね〜。
いいじゃん別に知らなくても!とは思うものの
心の中でくすぶり続ける不思議な劣等感
めんどくさ!
ロックの歴史なんてさかのぼってもせいぜい50年代からなんですが、
ここから名盤とされてるアルバムを全て網羅しようとしたら結構大変。

なんだろう、その影響なんですかね。
このアルバムは持ってなくちゃ、とか
現役のバンドのアルバムに対しても思っちゃうのは。
所有してたら一応、語るライセンスはもらえるみたいな。

私が自発的音楽症候群になったのは中学の時で、
当時のロック教科書はいまだに取ってあります。フフフ。
これを見せると、大抵の友達はみんな笑ってくれる。
90年1月号の雑誌「WHAT's IN?」の付録



表紙がサージェントペパーズ。いいですな〜
変にいろんなアルバムのコラージュされるより、ずっといい。
ビートルズ後方の方々は、バディホリーからマドンナまでアイコラに。
どこまで名前が言えるかテストするのも面白いです。
そして裏表紙が小室哲哉、というなんともレトロスペクティブな作り。



当時の私はバクチクスミスが好きという引き裂かれた脳みそをしていたので
マーカーチェックされたアルバムに統一感なし!
読み返すとほんと面白い
知りたい情報も結構詰まっていて、すごい勉強になった。
これ読みながらおそるおそるCD買ったりしていたよ。
博打みたいなアルバムの買い方してた。
そして、その中の1枚にパティ・スミスの「Horses」があった。


多分買ったのは高校の頃だと思うんだけど、ぜんっぜん好きになれなくて。
良さがまったく分からなかった。
でもいつか好きになるかもな・・・と数年寝かせたものの、聞く気にならず。
名盤と言っても、必ずそれが自分に響くかといえばそんな事はないワケで。

すごい昔だけど、渋谷のディスクユニオンかレコファン辺りで
お互いのいらないCD同士を交換できる企画があったんです。
私、それに出してしまったんですよね〜・・・。
ごめんなさいごめんなさい!!!!!
しかも、交換するやつはくじ箱みたいなのに入っててCD選べないの。
あの時「Horses」手に入れた人! それ私が入れてあげたんだからね! 
私なんて本当にクズのCD引かされて、速攻捨てましたよ。
きっと私にパティ・スミスのバチが当たったんでしょう。
神通力とかありそうだもんな〜。
あの水分のないパサついた毛髪にきっと何か秘密が・・・。



●Kleenex Girl Wonder『Ponyoak』より「Glander's Biennial」

99年作。グラハム・スミスの当時19歳の単独ユニット。
名義は違えど通算3枚目のアルバム。
ベッドルーム録音・・・って要するに宅録なのですが、
こういうローファイ&インディーな音がいまだに好きです。
アメリカって多いですよね、こーいうの。いかにもUSインディーズ

作曲から演奏、ミックスまで全部ひとりでこなしてるのは
クレジット見るまでもなく一聴瞭然
これでミキサーとか奏者のクレジットが20人くらい書いてあったら
それはそれで謎のアルバムとしてカルトな人気が出たかもしれません。

こんなの、輸入盤で500円とかで買ったんでしょ?
とか思われるかもしれませんが、
きっちり国内盤買ってます。
今の私なら、まぁ・・・・買わないでしょう!(ヒドイ)
これで日本盤がでるなんて、日本は寛容な国な〜なんて思ってみたり。
いや、だって相当だろ、これは・・・客観的にみたら。
私はこの手の好きだけど、何枚売れたのよ!?

いつもは捨ててしまうが奇跡的に残ってましたよ。
「グラハム・スミスは19歳。グラハム・スミスは天才君。
グラハム・スミスは現存する世界最強のクールな奴。ガウォー!!」

・・・・。
見なかった事にしましょうか。
しょうがない! 書く事ないんだからしょーがないよ!
でもライナーノーツは3人も書いてますね。
神谷弘一(ロッキングオン)に宇野維正(バズ)に伊藤英嗣(クッキーシーン)。
※99年当時
この誰かに帯もまかせたら良かったんじゃないの?
でも変な邦題つけられるよりマシかな〜。
最近だとVampire Weekendが「吸血鬼大集合!」ってつけられてましたね。
エコバニの「ポーキュパイン」もわざわざ「やまあらし」ってつけなくてもさ!
ワム!の「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」は、
なんか一周まわってこれで合ってる感じすらしますけど。
こういうのも時代が追いついたって表現でいいんでしょうか?

なお、Kleenex Girl Wonderことグラハム君は現在も活動中
そこが今回いちばんの衝撃でした。
続けてたんだ!?
技術面はさすがに少々上手くなってましたが、音楽の路線は大きく変わってません。
続けることに意味があるんだよ、とでもいいたげな現在の彼の姿に
勇気づけられつつ、ヒヤッと冷たい汗も出ましたが、
結局なんか羨ましいな〜というのが私の感想。
好きな事を続けていくのもパワーいるもんね。

本人が幸せならそれで良し 度★★★☆☆☆☆☆☆☆






●Sloan『Navy Blues』より「She Says What She Means」

98年作。カナダ出身の4人組の4枚目のアルバム。
彼等が出してるアルバムの中ではまともなデザインのジャケット。
このイントロに引き込まれますね〜。
堅実そうなバンドというのがスローンの印象でした。
なんというかノンケミカルそう。
むしろそうであってくれ!と思ってしまう朴訥さ。
「あの人ってさ〜、いい人っぽいよね。嘘つかなそう!」
(実際にはわかんないけど)
って女性社員から給湯室で言われるような。

いま、ボクトツって漢字合ってるかな?って検索したら
「朴訥系男子」ってヒットしたんですけど。
なにソレ!?
「いわば毎日出てくるお味噌汁のような存在」

いわば
・・・
「そして朴訥男子が求めてるのは“ご飯系女子”」だって。
ぷっ!
ちょっと助けて。
詳しくはこのページへ 
http://nanapi.jp/36688/

いつもの脱線です。すません。
でもお味噌汁のような存在ってのは、スローンに奇しくも当てはまるかも。
ほんのちょっとくすぐるメロディを作るのが上手い!
これこそダシと味噌の安定感
ですので現在もしっかり活動中です。
11年に出したアルバムを少しだけ試聴しましたが、なかなか良いです。
今日は焼き魚におひたしと、お味噌汁でご飯食べたいな〜
そんな定食気分にぴったりなバンドと言えるかもしれません。
せっかくなのでセカンドと最新作の2曲も続けてどうぞ。

お味噌汁 度★★★★★★★☆☆☆




『Twice Removed』より「Deeper Than Beauty」
おひたし 度★★★★★★★



『The Double Cross』より「Follow the leader」
炊きたて白米 度★★★★★★★★★☆



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wonderwonder designはアンティーク着物布地のオリジナル雑貨店です。
アンティークとの出会いは一期一会。
乙女心をくすぐる雑貨をお楽しみください


author:dokurokinoko, category:音楽, 21:51
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