RSS | ATOM | SEARCH
文鳥の卵詰まりと処置後

唐突ですが、我が家では文鳥を飼っている。
名前はきんつばちゃん。しかもメス。
誰でもそうだと思うけど、病気と死が一番こわい。
メスの死亡する確率が高い「卵詰まり」にうちの子がなってしまいました。
その症状と経過についてちょっと書き留めておきたいなと。
鳥さんを飼っている人の参考になれば幸いです。

 

16年の1月上旬生まれの桜文鳥で2才半のメス。
もともと健康体ですくすくと問題なく育ってきました。

 

ところが去年の10月ごろから太り始めた。
適正体重26〜27gのところ、29〜30g。
体重測定はいつも夕方の放鳥にしてたんだけど
朝の体重が重要らしいので、朝夕夜の3回測定してた。
(健康体であればこんな細かくやる必要はない)
発情期は太りやすいらしく、先生の指導のもとダイエットを開始。
エサの量を減らしたり、3回に分けてみたり。

ふくふく

 

 

体重の増加に比例するように発情も盛んになっていた。
あいさつして顔を近づけただけで尾っぽをプルプル。
敷き紙の下にもぐってモチになる。
ソファとクッションの間に入ろうとする。
それでもなんとか無精卵を作らずにやってこれてた。

 

朝の体重は28g台でウロウロしてたが、3月になったら換羽がきた。
ここで体重が27〜26g台に落ち着き、

もう発情は大丈夫かな〜なんて安心したのが間違いだった。

(換羽は3週間弱くらいで短かった。

抜ける量もそんなに多くない感じで、

ずいぶんあっさりしてるなとは思ったんだけど)
5月に入り、朝体重が28g台に逆戻りし始めたのだ。
エサの量を1日5gにして様子を見るが全然変化なし!
(先生いわく、セキセイインコでも3gで大丈夫という子もいるらしい)
エサに対する執着とアピールがすごい。
催促してピーピー鳴く。
(エサ箱を覗き込んではこっちを見て止まり木との間を行ったり来たりする

ジェスチャーを始める)
ナイトカバーをかけても夜の11時頃とかコツコツとエサ箱を漁っている音がする。
(ほとんどカラしか入ってない)
さらにエサを少しずつ減らすしかないなと思っていた。

3月の換羽。少しずつ抜けるおだやか換羽

 

 

ある時、朝から29g台になった。
増え過ぎじゃね?と思いつつ、お腹は膨らんでいないしおしりの穴も開いてない。
フンの大きさや状態もいつも通りだし、めちゃくちゃ元気だった。
保定ができればお腹触れるんだけど、情けない事にうまくできない…
爪切りも獣医さんまかせなのだ。
五日くらい経った時に病院行ったほうがいいかなと思い始めた。
それは卵詰まりではなく、肥満による肝臓障害や甲状腺の病気が心配だったからだ。
全然鳴かないし、ずっと寝ている。
足の力はしっかりしていて、くちばしの色もいいけどアイリングは薄い。
眠いだけなのか、元気がないのか判断しかねる状態だった。
病院の予約が午後しか取れず様子を見ていたら、昼頃から元気に鳴きだして噛み付く力も強かった。
フンの状態も問題なさそうだったので、病院に症状など状態を連絡して様子見ってことにしてキャンセルしてしまった。
だけど病院に行ったほうがいいのか、その日の夜もすごく迷っていた。

この日の様子。元気そうに警戒心なくキャリーケースで遊んでいる。

いつも病院へはキャリーに入れてフリースで包んでカイロ入れて、

さらにバッグに入れて運ぶ。

なかなか入らないため、あらかじめキャリーを見せておいて油断させて中に入れる。

 

 

とうとう朝から30gを超えたその日、やっぱり心配なので病院へ駆け込んだ。
しかしいたって元気そのもの。
私の不安を解消したいために行ったようなものだった。
ただのダイエット話で終わればいいなと思っていたら

「卵が詰まっています」と言われた。
たしかに体重は増えていたけど、まさか卵だったとは。
まだ状況を飲み込めてない私をよそにレントゲンを撮ることに。ドキドキ。
ばっちり卵が映ってる!
先生の話によると、すごく小さな卵で自力では産めないのでこれから卵塞処置をするとの事。
待合室で心臓がバクバク。
やっぱり昨日病院へ行けば良かった。へたしたら落鳥してたかもしれない。
後悔と不安と自責とごちゃごちゃ。涙目。

 

かなり時間がかかったが、卵を取り出す事には成功した。
あぁ!!お医者さまさま!!!!
文鳥はアイリング真っ赤にして目はしょぼしょぼ。見るからにお疲れの様子。
どうやら卵が小さいだけでなく、殻も柔らかくてボコボコしていたらしい。
お腹を押してもなかなか出てこないので、割って摘出されていた。

ゴクリと息をのむ。
殻を見せてもらったら、本当に柔らかかった。
「中身は全部搔き出せたが、もしかしたら殻が少し残っているかもしれない。
後日体調が戻ってからレントゲンを撮る事も可能です」と。
殻が残ってるかもしれないという不安要素にさらに動揺する私。
なんだよこえーよ!
フンとして出てくる事もあるらしいけど、

見て分かるかなんて分かんないよ〜〜〜〜!
「かなりお腹を押したので、しばらく腫れているだろう。
処置後に具合が悪くなる場合があるので、しっかり30℃で保温してエサもたっぷりあげる事。
抗生剤(ちょっとうろ覚え)を注射してあるが、投薬を1週間しましょう」
とりあえず言われるがまま注意事項をメモる。
先生と話しているうちに、ピッ!と強く鳴いて少し自分を取り戻しつつある文鳥を見たら、なんかホッとした。
もう少し休ませてからお渡ししますという事で、また待合室でしばし待つ。

 

家に帰ってからもネットで調べたけど、卵詰まり処置後のこと書いてる記事もブログも見つからなかった。
もらった薬は水に溶かすタイプの粉薬(胃薬、抗生剤、タウリン、消炎剤)と液体のビタミン剤だった。
1週間後にまた診察にくるように言われたが
食欲がなかったりおしりから粘膜が出ていたり、具合が悪そうなら夜間でも病院へ行くように念を押された。
薬を飲ませるため水浴びと野菜は禁止に。
急いで小屋に戻して30℃保温を実行。
いつもは20Wのヒーターでビニールかぶせて26℃前後だが、その上からさらにプチプチの梱包材で覆ったら30℃になった。
あきらかに疲れてる様子なので、さらにナイトカバーを半分かけて少し暗くして寝かせてあげた。
止まり木にはちゃんと止まれてるし、ふくらんでいないので寒くはないみたい。

 

はじめての卵って事もあるけど、知らない事が多すぎたなと。
卵が出来ても、卵がある実感がないと発情はするらしい。
てっきり卵できたら発情は止まるものだと思ってたし、

お腹ももっと膨らむと思っていた。
体重が増えるとは聞いていたけど、もともと肥満となると分かりにくい。
それとスキンシップ過多だったのは本当に反省。
手の中で寝させたり、頭や頬をなでたり、チューしたり…
敷き紙の下にもぐってしまうのを、またか〜って感じに容認してたし。
可愛くてついついがいけなかった。

発情期にこんなふうにスキンシップしてたらやっぱり駄目なのね。

 

 

1時間くらいして落ち着いたのか、エサを食べ始めた。
フンをする時、痛そうにビクンビクンとおしりを震わせている。痛々しい。
少し出血していたが、以後のフンに出血はナシ。
薬を混ぜた水を一口飲むなり、ペペッと払うように左右にくちばしを振って水入れに近寄らなくなった。
まずいのか?
指や手から水を飲むのが好きなので近づけて飲ませたら、またペペッとされてガン無視&逃げる。
イヤな予感。
好き嫌いが激しくて、青野菜は豆苗しか食べてくれない偏食っ子である。
早く元気になってほしいからお薬飲んでよー

 

翌朝。
心配でほとんど眠れなかった私とは違い、よく鳴いてエサももりもり食べていた。
おしりの羽繕いが多い。
消毒液のような病院の匂いがする。いつものメープルシロップみたいな匂いが懐かしい。
水浴びしたいんだろうな〜ごめんよ〜禁止なんだよ〜
うまくフンが出来ないのか、止まり木にフンがついてる事が多い。
あれだけビクンビクンしてたらそりゃそうか。
おしりが腫れてる気配はナシ。
しかし午後になるにつれ、なんだか元気がなくなってきた。
エサは食べるけど2〜3口で寝てしまったり、そもそも食べながら片目つぶってたりそのまま寝ちゃったり。
もやもやと不安になる。
なんか目がちゃんと開いてないんだけど。
床に座り込むことはしてないけど、エサ箱とその近くの止まり木にいてずっと鳴かない。
あんなにお喋りが好きな子がおかしい。
もしかして食べてるフリなんじゃないか?
文鳥のやっかいな所に「元気なフリ」というとんでもない行動がある。
様子がおかしいけど病院は休みで相談できない。
なので初めて「鳥さん電話相談室」に電話してみた。
無料で電話相談ができるNPO法人です。
もちろん電話なので病気やけがの診断はできないけど、やばいのかどうかが知りたいのだ。
とても丁寧で親切な対応をしていただきました。
昨日の今日でだるさや疲れはあるでしょうと。
でも診断はできないので、心配であれば病院へ行って下さいとしか言えませんとの事。
まぁそりゃそうか。
「元気なフリ」の見分け方を聞いてみた。
エサを食べたかどうかの判断は、確実にフンに出ているので「フンは嘘をつかない」という名言をいただきました。
なるほど!
通常、夜の体重は測ってもあまり意味はないが、食べていれば朝の体重よりも夜は1gでも増えているそう。
なるほどなるほど!
なんかどんどん、フンが小さくなって水分がない感じ。
朝の体重は27g台だったのに、夕方26g台に減っていた。
増えるどころか減ってるよ!
フンの水分が少ないのがすごく気になって、もしかしたら水を飲んでいないのかもと思った。
薬を混ぜてからたしかに飲んでる気配がない。
とりあえず普通の水に変えて、指につけて飲ませてみる。
なんかもっと飲みたそうにしていたので、水入れに指を入れてさっきの水はコレだよ〜とアピール。
水入れの周りについてる水滴を恐る恐る飲んだかと思いきや、ガブガブ水を飲み始めた…
脱水症状だったんかい!
あんなに美味しそうに飲んでるとこ初めて見たよ。
瞬く間に目に生気が戻ってエサもガツガツ。逆に大丈夫かってくらいガツガツ。
しまいには水入れにダイブして水浴びを始める始末。
なんで具合が悪くなるまで意地でも水を飲まないんだ!バカ!!
本当に生きた心地がしなかった。
このままじゃ夜越せないかもって思った。
体調が急変して落鳥させた経験があるので、本当にこわかった。
夜寝る前の体重は29g台。そこまで食べなくてもいいんだけどね。まぁ良しとする。

 

さらに翌日。
朝からよく鳴いてエサ食べている。フンも正常。目もぱっちり。
病院に電話して薬について相談してみた。
・飲まない子は本当に飲まないので、もう普通のお水をあげてよい
・水浴びや野菜も薬を飲ませるために中止していたので、再開してよい
・倍に薄めてあげてみてもOK
・もしくは野菜に薬の水をくぐらせてあげてもよい
・エサにまぶすのはダメ(濃度が濃いから)
・はちみつ液と混ぜるのは良くない
薬のまない子が多いって分かってるなら一言いってよ〜!
まだ本調子ではないのでおとなしいけど、元気が無いわけじゃない感じ。
フンの量とおしっこ、おしり周りもきれい。
止まり木にフンがつかなくなった。

 

それから少しずつ元気になって1週間後、再検査に行ってきた。
もう保温の30℃はしなくて大丈夫だし、薬飲まないならもうしょうがないと。
処置後に注射してなかったら危なかったかもと言っていた。
たしかに。
気になっていた殻は、再度レントゲンを撮ってもらったら何も映っていなかった。
残っていた場合はもしかしたら次の産卵で出てくるかもしれないけど
感染症の心配が出てくるらしい。
レントゲンで2つ気になる事があると言われた。
ひとつは骨の中央が白っぽく映っている事。
通常、鳥の骨は中央が空洞。発情回数が多いのにあまり産卵しないと
卵になるカルシウムが骨の中に残り、骨折しやすくなったり骨粗鬆症になったりするらしい。
がーーーーん
カルシウムなら骨が強くなりそうなものですが、鳥は飛ぶために空洞な骨のため
硬く密度があると駄目なんだってよ。
それともうひとつは、くびれたシルエットになっていない事。
卵を出したばかりなので経過観察は必要だが、肝肥大の可能性があると。
がーーーーーーーーーん がーーーーーーーーーん
以上をふまえて、体重キープ&発情の抑制が本当に大事なんだなと実感しました。
そしてやっぱり体重測定とフンの観察も!
もし元気なフリして食べてるフリなんじゃないかと心配なら、
フンの数と状態、朝の体重と夕方〜夜の体重を比べてみるといいと思います。

 

ちなみに今回かかった医療費ですが…
・診察料 600円
・糞検査 800円
・レントゲン 3000円
・卵塞処置 1200円
・皮下補液 1200円
・ビタミン液 500円(1〜2ヶ月分?)
・飲水投薬 1820円(1週間分)

あくまで私の通っている病院の場合なのでご参考までに

 

※そして健診の翌日から4〜5枚羽根が大小で抜けているのを発見。

換羽?? 開口呼吸もたまにしてる。

なんだよ大丈夫か??

心配な日々はもうしばらく続きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:dokurokinoko, category:雑記, 20:04
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://blog.wonderwonder.net/trackback/1232525