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百万円と鈴子さん


ある種の女子層にはたまらない顔ぶれ(タナダユキ、蒼井優、森山未來、クラムボン)が揃う映画「百万円と苦虫女」を観てきました。
公式サイトはこちら http://www.nigamushi.com/

アルバイト生活を送っていた鈴子は、ある行動を起こしたことで前科モノに。
中学受験を控える弟に避難され、百万円貯まったら家を出て行くと宣言。
そして鈴子は見知らぬ町で一人暮らしをしては、百万円貯まるたびにまた次の土地へ移動する生活を続けていく。
人と距離をおいて自分を守っていた鈴子が、様々な人達と関わりながら成長していく旅物語
 

というのが大まかなあらすじです。

まず、この作品に登場する全ての配役がすごく良かった!
海の家を経営する家族と、大声でギャーギャーと鈴子を噂する軽そうな色黒の男グループ。
うわ〜いるよ!こういうの! 
鈴子でなくても距離を置きたくなるあのチャラい雰囲気。
画面からでもナンパ慣れした人独特の匂いが伝わってきます。
海の画とあいまって相乗効果大です。逃げろ鈴子!

海は性に合わなかったと山へ向かう鈴子。
そこで出会った喫茶店のマスターと桃畑の農婦がまたピタリ。
ものすごい完成度の「田舎でよくある会話」が繰り広げられ、リアル過ぎて笑えます。
私も少々田舎の出身なもんで、こんなの訛りじゃねぇ!というジャッジには多少厳しくなってしまうのですが、お見事でした。
桃のもぎり方が上手いと鈴子を褒めるシーンや、縁側での村長達との会話、村の住民総出の集会でのやりとりの場面は見所のひとつだと言ってもいいです。
村の人達の連帯感が強ければ強いほど主人公の所在なさが浮き立っていました。
農夫役のピエール瀧さんも凄く良かった。
寝起きにピエール瀧のアップ顔を見て悲鳴をもらす鈴子! 
鈴子の入浴中に脱衣所で揺れる瀧の人影!
不気味にもっさりしてて素敵でした。

桃畑に別れを告げ、ごく普通の地方都市に越してきた鈴子は同じバイト先の大学生を好きになるのですが、ここスゴイ良かったです(ホゥ・・・)。
個人的に森山未來好きっていうのもありますけど、なんかもう、うわ〜!ですよ。
キャラクターと物語の展開も含めて、うわ〜!もう!カーッ!!! って。
インタビューでタナダユキ監督が
「繊細さと大胆さ、品のいい媚びない色気を持っているからこそリアリティーのある中島にしてくれた」
と言ってましたけど、それ大げさじゃないです。
ボキャブラリーが少ない私の感想になると「どわー!」とかの感嘆絶叫語しか出てこなくて申し訳ないですけど。
ここはネタバレしたくないので詳しくは書かないでおきます。ぜひ本編でご確認を。

蒼井優演じる鈴子は、いつもふし目がちで不機嫌そうにしてる地味な女の子です。
その鈴子をどうしてここまで魅力的にできるんだろう。
ふとした表情に何度ハッとさせられたことか。
ラストの歩道橋の上での鈴子のシーンもすごく好きですが、夕方に弟と歩く場面もとても良かったです。じわ〜っとせつない!
エンドロールの曲もラストシーンの鈴子とシンクロしていて、思わず聴き入ってしまいました。見終わって二日経ちますけど、まだ映画の余韻がふわふわ残ってるカンジです。


パンフレットもとても可愛いく出来ていて、
真ん中が桃型に加工されてて下の柄が少し透けるようになっていました。
中身を読んで驚いた事がひとつ。
鈴子がテレオペのバイトの昼休みにビルの屋上でお弁当を食べるシーンの写真があるのですが、そこに見覚えのあるビルの名前が・・・・。
私が去年まで派遣で働いてた会社だ! 
その向かい側のビルで撮影してたなんて!
もしかしたら会えてたかもしれないな〜プシュー(なんてありえないか・・・)。

唖然きのこオレンジ
author:dokurokinoko, category:映画・アート, 21:48
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百万円 苦虫女
おネエ・MANSおネエ・MANS 『犬と私の10の約束』を観た方で覚えてる人が居たら良いのだけれど…、本…『犬と私の10の約束』を観た方で覚えてる人が居たら良いのだけれど…...
つめきり, 2008/07/25 5:26 AM